『転職と終身雇用』~年功序列・年功賃金を考える~

京都にある私の大学の裏山もうっすら秋色になってまいりました。

昨日の日記を書きながら、

「なぜ日本では今まで社会人一人あたり

の転職回数が少なかったのか?」


という簡単すぎる疑問の答えに途中で気づきました(汗)

ですが、せっかくなのでここに書き残しておきたいと思います。

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まずはタイトルにもある「年功賃金」と「年功序列」。

年功賃金とは
年齢や勤続年数に応じて賃金の上昇をさせる賃金制度。


年功序列とは
勤続年数や年齢に応じて役職や賃金を上昇させる人事制度。


賃金制度と人事制度のことを指していますが、結局のところ

【同じ会社に長く勤めて年をとると得する制度】

いずれも終身雇用制度に深く関わるコトバです。

同じ企業に勤め続けることが個人にとって最も利益なことに

なるので、転職はまったく魅力的ではありませんよね。


企業は組織単位の仕事が中心です。

そうなると成果主義を採用しにくい状況にあります。

集団で助け合って仕事をする場合、個人の成果を明確にすること

が難しい場合が多くなり、組織をスムーズに動かすには従業員が

納得しやすい上下関係が求められました。年功序列制度は、

これらのニーズを満たす合理的な方法でした。

(※また日本では、年少者は年長者に従うべきという
儒教的な考え方が強いんだそうです。)


「今は安月給でももう少し年をとればあのポストに就ける!」

こうやってなんとか若手社員のモチベーションも企業は保ってきた。

しかし、もうそんな先を予想できる人事制度は難しい状況下。

年齢を増すごとに労働者のスキルが蓄積され、能力が高まるという

考え方がありましたが実際にはそんなことはなく、ベテランであろうと

新人であろうと個人が残した成果に対して賃金を払うべきだという

成果主義が主流になりつつあります。

「企業への長期的忠誠心を重んじる人事制度」

これが完全になくなった労働社会が将来やってくるんでしょうか。

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長く同じ会社に勤めると利益が大きい退職金や年金などが、

現在も終身雇用を制度として支えています。

これが直接的に日本人の転職回数を減らしていることもあるでしょう。

でもどうやらそれだけではないようでした。

転職に対する損得感情以外に「日本人の意識」が大きく影響してる。


長々とここまでしたためてきましたが、最後にひとつだけ

この「意識」について次回、書かせていただきます。


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